2018年8月13日号>旅の動機付けを図ろう 無関心層が広がる時代に
2018.08.13 12:08
公益財団法人日本交通公社がまとめた「旅行年報2017」で気になる調査結果が目にとまりました。
旅行の阻害要因として、「何となく旅行をしないままに過ぎた」が3位に浮上、「旅行に関心がない」も最大の伸び幅となったことです。
本来、人間は旅する生き物で、1990年代にはその根源的関わりを探りながら旅行業界としてのアプローチを検討したこともあります。
特集「旅の動機付けを図ろう」では、人間と旅の距離感が開きつつある時代に効果的な旅の動機付けが必要では、と問いかけました。
【特集】
*旅の動機付けを図ろう
無関心層が広がる時代に
旅行の地位が揺らいでいる。旅は人間の営みと切り離せない魅力的なもののはずだったが、その前提が崩れ始め、旅行への関心の低下を示す調査結果も報告されている。旅の無関心層が広がる時代、いかに旅の動機付けに取り組めばいいのか。
▽行かない理由の3位は「何となく」
▽人と旅のかかわりの本質
小林英俊(北海道大学観光学高等研究センター客員教授)
▽旅の動機付けへの問題提起
Theme1 無関心層を攻略できるか
國田圭作(博報堂行動デザイン研究所所長)
Theme2 旅行業界は挑んでいるか
高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役営業本部長)
Theme3 メカニズムから動機付けを探る
安田亘宏(西武文理大学サービス経営学部教授)
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統計・資料
*国・地域別訪日外国人客数
*渡航先別日本人訪問客数
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*ショッピングツーリズムABC
コラム
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*ひと 大西洋氏(羽田未来総合研究所代表取締役社長)
*観光振興に効くインフルエンサー活用術 柴田啓(ベンチャーリパブリック代表取締役社長兼CEO)
*KANSAI六都観光
*ビジネスパーソンの日々雑感 篠塚孝哉(ロコパートナーズ代表取締役社長)
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