NTT西日本、まちづくりの新会社 11社共同出資 三国湊で分散型ホテル
2023.02.13 00:00

NTT西日本は住友林業や福井銀行など10社と共同で、観光事業を運営する「Actibaseふくい」を設立した。福井県坂井市の三国湊エリアで町家を再生し、宿泊・料飲施設を整備する。まち全体をオーベルジュに見立てた分散型ホテルで、24年1月の開業を目指す。
NTT西日本は、西日本30府県域で、ICTを活用した課題解決などを通じて地域の自立を促す循環型モデルに取り組んできた。三国湊は北前船の寄港地として栄えた歴史から文化資源が多く、来春に北陸新幹線金沢/敦賀間の開業を控える。町並み整備の知見のある企業や福井県に事業基盤を持つ企業が連携して地域活性化に取り組む。
NTT局舎をフロントに活用し、500m以内にホテル10棟18室を整備する。レストランは仏料理の吉野建氏がプロデュースし、旅行業登録の子会社を通じて福井銀行がアクティビティーを開発。NTT は移動やレストランで利用できる観光アプリの提供などを予定する。1泊5万円の想定で年間1万人を見込む。
【あわせて読みたい】2022年8月8日号>農泊と分散型ホテル オスピタリタ・ディフーザの可能性 2021年3月29日号>活気づく分散型ホテル 観光庁予算化で後押しなるか 兵庫県龍野地区、分散型ホテルで地域再生 民間投資呼び込む 改正不特法も活用 アルベルゴ・ディフーゾ協会ダッラーラ会長が語る「分散型ホテルの可能性」
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