入国時の陰性証明免除で旅行予約増 9月7日から水際対策緩和 入国者数や添乗員同行も
2022.09.05 00:00
政府は9月7日から水際対策を緩和し、日本への入国・帰国時に求めている現地での新型コロナウイルス検査の陰性証明を不要にした。ワクチンの3回接種証明があることが条件。入国者数上限は1日当たり2万人から5万人に引き上げ、訪日観光の条件としていた添乗員同行のパッケージツアーについても、添乗員なしでの旅行を容認とした。MySOS(入国者健康居所確認アプリ)を改善し、空港での入国手続きを円滑化することも表明した。
海外で出国前72時間以内に行う検査をめぐっては、日本人の場合、陽性となり現地に留め置かれて帰国できないケースが発生。海外旅行の阻害要因になるとして緩和を求める声が広く出ていた。政府が陰性証明の緩和を発表した8月24日、エクスペディアでは海外へのフライト検索数が発表前と比べて120%増加。海外旅行のハードルが引き下がり、需要と注目度が高まったことがうかがえる。
なお、外務省は8月24日付で感染症危険情報を見直し、55カ国・地域をレベル2(不要不急の渡航自粛)からレベル1(十分注意)に引き下げた。インドネシア、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、エジプトなどが含まれる。
【あわせて読みたい】水際継続なら「訪日見送り」7割 D2C X意識調査 団体旅行が阻害要因トップ 地方空港、手探りの国際線再開 再び運休相次ぐ 入国・行動制限が妨げに 訪日観光、多くが個人旅行解禁待ち 行動管理が足かせ 潮流に逆行
カテゴリ#インバウンド#新着記事
キーワード#インバウンド#新着記事
キーワード#出入国管理#新着記事
キーワード#新型コロナウイルス#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
横浜の旧第一銀行を新名所に 国内外の工芸品集積 ものづくりを発信
-
地銀の相互観光誘客、連携が拡大 3行で瀬戸内ツアー 地場産業に光
-
インフィニ、コンサルティングを強化 多様化する顧客ニーズに対応