アメックスGBT上場、アボットCEO「成長をさらに加速」 今期の営業収益17.5億ドル予想
2022.06.20 00:00
アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル(GBT)は、特別買収目的会社(SPAC)のアポロ・ストラテジック・グロース・キャピタルとの合併を経て、ニューヨーク証券取引所に上場した。新会社はグローバルビジネストラベルグループとなり、GBTG の銘柄で取引している。
マルチーヌ・ジェロー最高財務責任者(CFO)は、SPAC により、ズームやセーバー、アポロなど投資家からのPIPE(パブリックエクイティへの民間投資)による収益が3億3500万ドルになるとの見通しを示した。アメリカン・エキスプレスやサータレス、エクスペディアグループといった既存株主にこれらの新たな投資家が加わることになる。この取引により、同社は約8億ドルの現金を信託した。
ポール・アボット最高経営責任者(CEO)は、「テクノロジーの強化と永続的なコスト削減により、1.4兆ドルの法人旅行市場の大部分を獲得するのに適した位置にあると確信している。上場企業として、成長戦略をさらに加速する柔軟性がある」と述べている。
22年第1四半期の営業収益は3億5000万ドルで、19年同期とほぼ同じレベル。通期は約17.5億ドルになると見込んでいる。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「AMEX GBT AIMS TO ACCELERATE GROWTH WITH DEBUT ON PUBLIC MARKETS」
【あわせて読みたい】法人旅行が回復傾向 アメックスGBT、コロナ禍前へ徐々に業績改善 流動するビジネストラベル M&A加速で勢力図に異変 2021年6月28日号>流動するビジネストラベル M&A加速で勢力図に異変
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
-
?>
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
?>
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
?>
-
クルーズプラネットがB2B強化 全国でコンソーシアム形成へ
?>
-
JTB、楽天、ブッキングがサステナブルな旅提唱 共同ブースで呼びかけ
?>
-
大日本印刷、ホテルの書店開業を支援 第1弾は札幌の温泉宿
?>
-
観光庁、候補DMO制度を廃止へ 登録要件厳格化で 25年4月にガイドライン
?>
-
クルーズ拡大は企業連携が要 販売システム提供や共同仕入れで
?>
-
森トラスト、独自色でホテル事業拡大 歴史的建造物を再生 国立公園には慎重姿勢
キーワード#BTM#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
『ポトスライムの舟』 夢を買う側に思いをはせて
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
8月の免税売上高、伸び鈍化 購買客数も成長率40%台に
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
-
地銀の相互観光誘客、連携が拡大 3行で瀬戸内ツアー 地場産業に光