海士町、島全体で顔認証決済 観光協会でまとめて一括払い
2022.03.14 00:00
島根県隠岐郡海士町で、島内の観光関連施設を顔認証決済で利用できる実証実験が進んでいる。スマートホテルソリューションズが開発したシステムを用いた。
タブレット端末を島内の入り口に当たる海士町観光協会をはじめ、周辺施設に導入。入島時に顔認証チェックインをすると、端末内の顔認証機能を使って宿泊施設や土産店、レストランなどで顔パス決済が可能になる。決済した合計金額を島から出る際に観光協会でまとめて支払う仕組みだ。
同社は自社運営の宿泊施設で導入している顔認証システムを拡張し、21年から石川県白山市など地域にも導入先を広げている。今回の実証実験では、顔認証決済を基盤とした離島地域のまちおこしの可能性を検証する。
【あわせて読みたい】白山市で顔パス決済実証実験、金沢工業大学が産学連携
カテゴリ#地域の観光#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
旅行取扱額で19年超え企業、11社に拡大 10月実績 海外旅行は7割まで回復
-
キーワードで占う2025年 大阪・関西万博からグリーンウオッシュまで
-
「海外旅行は国の大きな課題」 JATA髙橋会長、回復へ政策要望
-
肩書インフレという時代
-
観光産業底上げに国際機関が重要 PATA日本支部、活動を再び積極化
-
『日経トレンディ2025年1月号 大予測2030-2050』 勝負を決めるのは人間
-
旅行業の倒産、24年は低水準 零細企業中心に22件 すべて消滅型
-
海外旅行市場、若年女性がけん引 25年の実施意向トップ 国内旅行でも顕著
-
ビッグホリデー、「旅行商社」を標榜 販売店との共栄へ新事業 まず介護タクシー旅行
-
OTOAが5年ぶり新年会 海外旅行回復や支払い改善促進に期待