観光庁、県民割支援を一時停止 まん延防止適用地域が対象に
2022.01.31 00:00
観光庁は新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、まん延防止等重点措置の適用対象地域への県民割支援を一時停止した。県内旅行のうち同措置の対象区域を発着する旅行のほか、措置区域への隣接県民による旅行、措置区域の居住者による隣接県への旅行が対象。措置区域が都道府県内の一部の場合でも、知事の判断で県内全域を対象にすることもできる。
これまでのルールでは、県民割支援の停止は感染警戒レベル3相当以上と知事が判断した場合、または緊急事態宣言の対象地域に指定された場合に限っていた。
県民割は、ワクチン接種証明やPCR検査陰性証明等を活用して行動制限を緩和するワクチン・検査パッケージ制度の適用を要件として、支援措置を講じてきた。オミクロン株による感染が急速に拡大するなか、政府がワクチン・検査パッケージ制度を原則として当面適用しないと決めたことから、観光庁は今回の対応を取った。
県民割は、GoToトラベルキャンペーン再開の日程が決まらないなか、12月15日時点で14県が対象を隣県に広げるなど、活用が進んでいた。
【あわせて読みたい】県民割、隣県への拡大進む 九州ほぼ全県で実施 エリアまたぎも 県民割、旅行需要喚起へ再開続々 群馬はワクチン接種有無で条件変更
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