釜石に新ワーケーション施設 市やDMCが開業、研究や提案の拠点に
2021.12.06 00:00
岩手県釜石市に新たなワーケーション施設「Nemaru Port(ねまるポート)」が開業した。市、かまいしDMC、日鉄興和不動産、オフィス家具メーカーのオカムラの4者が、地方創生とこれからのワークスタイルの研究・提案を行うための施設。首都圏で働く人々の利用を想定している。
地方サテライトオフィスの可能性を研究するとともに、ワーケーションプログラムを通じて釜石ならではの体験を提供し、地域活性化を図る。さまざまな市民・団体と連携し、個人や企業のビジネスチャンスの創出を支援する。
「ねまる」とは釜石地方の方言で「ゆっくりしていく、家に寄っていく」という意味。地元の人々との交流を生む施設を目指して名付けた。
施設内(写真)は5~10人の利用を想定したコンパクトな造りで、リラックスできるテラススペースや集中できる個室ブースも用意。事務備品、ドリンクサーバー、書籍、無人コンビニも完備した。当面は関係各社による実証実験、団体利用に限定している。
【あわせて読みたい】釜石市が箱崎白浜に民泊施設、保育所改修し体験ツアー提供
カテゴリ#地域の観光#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
『ポトスライムの舟』 夢を買う側に思いをはせて
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
8月の免税売上高、伸び鈍化 購買客数も成長率40%台に
-
地銀の相互観光誘客、連携が拡大 3行で瀬戸内ツアー 地場産業に光