エクスペディア第1四半期4割減収、宿泊単価は10%増
2021.05.24 00:00

エクスペディアグループの21年第1四半期(1~3月)の総収入は前年同期比44%減の12億ドルとなった。小売り部門は35%減少だったのに対し、B2B部門は62%減少した。小売り事業は特に北米のレジャー需要の回復が貢献した。ただし、法人旅行は依然として低迷している。総収入に占める宿泊の割合は72%を占め、広告・メディアは7%、航空はわずか4%だった。
宿泊収入は宿泊日数が47%減少したため41%減となったが、1泊当たりの収入が10%増加し一部相殺された。単価上昇は高価格帯施設の割合が拡大したため。航空収入は販売件数が50%減少し、単価も10%低下した。
調整後EBITDAは5800万ドルの赤字。マーケティング費用は20年第4四半期の5億ドルから6億6000万ドルに増加した。新たなブランドマーケティングキャンペーン、LGBTQ+ の旅行者に焦点を当てたオービッツの再開、民泊予約サイトのホスト誘致などが含まれる。第2四半期にはさらに増えると予想している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
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カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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