トリップドットコムが収支改善、第3四半期営業利益1.2億ドル
2021.01.11 00:00

トリップドットコムグループの20年第3四半期連結決算は純売上高が8億500万ドルとなった。前年同期に比べ48%減だが、第2四半期から73%改善した。営業利益は1億1700万ドル。第2四半期は1億500万ドルの赤字だった。
販売・マーケティング費用はプロモーションコストの減少により、前年同期比54%減の1億6600万ドルとなった。しかし、国内旅行促進のための投資を増やしたことから、第2四半期からは71%増加した。梁建章会長は、同社の事業セグメントのほとんどが新型コロナウイルスの流行前の水準に戻ったと述べている。
中国国内市場の回復を受け、宿泊予約による収益は3億6500万ドルとなり、第2四半期から98%増加した(前年同期比40%減)。パッケージツアー収益は4800万ドルで第2四半期から151%増(同80%減)だった。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Trip.com Group sees ongoing financial improvement, ups marketing spend」
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