日本コンベンション協会、関西支部の設立検討 全国に活動拡大へ 発信力強化
2024.07.01 00:00
日本コンベンション協会(JCMA)は活動を全国に拡大するため、関西支部の立ち上げを検討する。6月12日に都内で開催した社員総会で近浪弘武代表理事(日本コンベンションサービス代表取締役社長)が考えを明かした。25年はJCMA設立10周年の節目に当たり、社員総会を初めて大阪で開催するとともに、支部設置を視野に入れて検討の準備に取りかかる。
JCMAはMICE産業の社会的認知度向上や発信力の強化に取り組んでいる。24年度は前年に引き続き「今こそ結束OneJCMA」をスローガンに掲げた。MICE振興策の実現に向けた政府・自治体への働きかけ、MICE関連4団体の横軸連携による発信力増大に取り組む。
4月には、日本標準産業分類の「大分類R―サービス業(他に分類されないもの)」の例示に「コンベンション(国際会議等)の企画・運営業」が初めて追記された。分類改定に際し、JCMAが観光庁を通じて働きかけるなど活動が実った格好で、近浪代表理事は「認知度向上の⼀歩をあらためて踏み出した」と述べた。
カテゴリ#観光政策#新着記事
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