日本海ツーリストが雇調金不正受給 架空休業で約6800万円
2023.05.22 00:00
厚生労働省富山労働局は、富山県砺波市の第2種旅行会社である日本海ツーリストが新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金で約6800万円を不正に受給していたと発表した。00年4月から02年4月までの間、従業員が休業していないにもかかわらず、休業したとする虚偽の申請を繰り返していた。受給した助成金は全額返還済み。
同社の手続きに関する情報収集と立ち入り検査を行って発覚した。富山労働局は、緊急対応として申請・支給要件緩和の特例措置が行われたなかで、不正を見抜けなかったとしている。
富山県内で新型コロナ関連での雇調金の不正受給はこれまでに19件だが、日本海ツーリストの事案が最も金額が多く、社名公表に踏み切った。
【あわせて読みたい】2022年1月24日号>不正受給問題を考える 旅行業界の信頼回復に向けて 観光庁、GoTo不正受給5社の処分解除 全国旅行支援の参加可能に
関連キーワード
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
-
?>
-
生徒がつくる教育旅行で日本を変革 「地域みらい旅」全国展開へ 東大阪市を皮切りに
?>
-
京都観光産業、業況改善も従事者は待遇への満足度低く 市調査 人件費は増加
?>
-
HIS、通期純利益60億円の予想 第1四半期の好調受け上方修正
?>
-
東海初、ホテルに無人決済売店 省人化で人手不足に対応 早朝・深夜営業可能に
?>
-
全日空、2年連続初任給改定 CAは最大の1.6万円引き上げ
?>
-
クラツー、新たな市場獲得へ短時間ツアー 訪日客も視野
?>
-
戦略修正で旅行成約率20%に 海外旅行の「こころから」 行き場のない消費者に対応
?>
-
沖縄ツーリスト、最高益の16億円確保 スリム化やDX強化で収益性改善
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
<PR>沖縄の修学旅行の新たな素材発見 探究学習やSDGsプログラム体験で
-
上越市、市民と訪日客のコミュニケーション支援 アプリで実証実験
-
自家用車での客送迎、規制を大幅緩和 立ち寄り先など拡大 ガイド業務でも解禁
-
DAOってなんだ? 分散型自律組織が変える地域づくり
-
2月の平均客室利用率80% ANHA調査 インバウンド好調で東京90%
-
『トルコ現代史』 存在感増す背景に帝国600年の貫禄
-
生徒がつくる教育旅行で日本を変革 「地域みらい旅」全国展開へ 東大阪市を皮切りに
-
HIS、通期純利益60億円の予想 第1四半期の好調受け上方修正
-
東海初、ホテルに無人決済売店 省人化で人手不足に対応 早朝・深夜営業可能に
-
デルタ航空、海外旅行未経験者の開拓強化 供給量増強で体制充実