リッツ・カールトン・ワイキキ、チャング総支配人来日 日本市場の回復と関係発展に期待
2023.03.06 16:59
ザ・リッツ・カールトン・レジデンス、ワイキキ・ビーチのダグラス・チャング総支配人が先ごろ来日し、重要市場と位置付ける日本の旅行需要の早期回復に期待を寄せた。
同ホテルは16年の開業時から日本人利用者が多く、現在も日本人オーナーの割合が60%を超える。コロナ禍の影響を受けるなかでも、ハワイのラグジュアリーホテルの中で客室単価と稼働率はトップクラスを維持したという。
現在、ハワイを訪れる旅行者は米国本土が多く、日本人旅行者はやや回復が遅れている状況だ。チャング総支配人は「旅行者の回復を目指すだけでなく、長期的なスパンで日本市場との関係性を発展させていきたい」と話した。
ハワイ出身のチャング総支配人が重視することの1つがハワイ的なホスピタリティーだ。ベッドメイキングから車寄せまで自ら積極的に動き、300人以上のスタッフへの声掛けや社員トレーニング参加を通じて、サービスの質とスタッフとの関係維持に努めている。また、ハワイ州観光局が進める「マラマハワイ」プロジェクトとも連携し、ホテルの裏手にあるアラワイ運河の浄化活動への取り組みも進めている。
来日中は日本の旅行会社やラグジュアリートラベルを扱う事業者などを訪問しており、旅行会社が取り組むプロモーションにも積極的に関わっていく意向を示した。
キーワード#ハワイ#新着記事
キーワード#ホテル・旅館#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
『ポトスライムの舟』 夢を買う側に思いをはせて
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
8月の免税売上高、伸び鈍化 購買客数も成長率40%台に
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
-
地銀の相互観光誘客、連携が拡大 3行で瀬戸内ツアー 地場産業に光