西武鉄道、不動産事業移管で経営改善へ 新たな移動サービスも模索
2022.12.19 00:00
西武ホールディングスは西武鉄道から不動産関連の事業部門を分割し、西武リアルティソリューションズに4月1日付で移管する。中核の鉄道事業と沿線価値創造機能に特化することで専門性を高め、コロナ禍で影響を受けた経営改善に注力する。
西武リアルティソリューションが承継する。西武園ゆうえんち、西武秩父駅前の祭の湯などを手掛ける沿線観光事業も含まれる。ただし、沿線の価値創造に資すると判断すれば、引き続き西武鉄道が行う可能性もあるといい、引き続き最善の運営体制を検討し、22年度内の決定を目指す。
西武鉄道は将来的にグループのモビリティ事業の中心的存在として、鉄道以外の移動サービスの推進も目指す。
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