日旅の中間期、32億円の営業黒字転換 受託事業が貢献 収益性高く
2022.09.05 00:00
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日本旅行の22年12月期中間期(22年1~6月)の連結決算は、営業損益が32億2500万円の黒字に転換した。前年同期は21億7600万円の赤字だった。経常損益は36億2200万円の黒字(同5億4100万円の赤字)、純損益は28億7500万円の黒字(同6億円の赤字)。すでに21年12月期通期で最終黒字化を果たしているが、国内旅行で一定の回復が見られたほか、事業構造改革の柱に据えるソリューション事業も利益拡大に貢献した。
売上高は78.2%増の694億7600万円、売上総利益は40.5%増の196億100万円。単体の部門別業績を見ると、国内旅行は西日本エリアをはじめとするJR セットプランを中心にウェブ販売の徹底強化に取り組んだ結果、売上高は126.1%増の410億5400万円。海外旅行は一部の業務渡航や団体需要のみを取り扱う状況ながら108.5%増の3億3100万円、国際旅行は極めて厳しい状況が継続し、7.6%増の1億9500万円となった。力を入れている官公庁や地方自治体からの受託事業は28.3%増の216億7600万円となった。
売上高のシェアは国内旅行が64.9%と最大で、受託事業は34.3%だが、売上総利益では受託事業が49.7%と国内旅行の48.6%を上回っており、収益性の高さがわかる。
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