エアトリ、通期黒字に転換 コスト削減が貢献 大規模マーケティング検討
2021.12.13 00:00
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エアトリの21年9月期(20年10月~21年9月)連結決算は営業損益が31億5800万円の黒字に転換した。前期は89億9400万円の赤字だった。売上収益は176億6200万円で前期に比べ16.8%減少したが、事業ポートフォリオの分散・再構築をはじめとする経営多角化やコスト削減が貢献した。純損益も25億5500万円の黒字を達成した(同88億2500万円の赤字)。
オンライン旅行事業の売上収益は17.1%減の155億7000万円だったが、25億6100万円の営業利益を計上した(前期は75億4400万円の損失)。第1四半期に実施されたGoToトラベルキャンペーンの活用や旅行需要の増減に応じた最適な広告展開などにより、国内旅行需要を着実に取り込みつつ、オペレーションコストの変動費化、繁閑に応じた経費コントロール、賃借料等の削減で販管費を抑制した。
今後はGoTo再開等を見据え、大規模なマーケティングを検討している。
【あわせて読みたい】エアトリ、中間期で黒字転換 PCR事業奏功で営業利益20億円
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