真庭市、蒜山高原にSDGs体感拠点 観光情報の発信も
2021.07.26 00:00
岡山県真庭市は、推進するサステイナブルの価値を体感できる施設として「グリーナブルヒルゼン」を蒜山高原に開業した。廃棄物として処理されていた製材端材などを木質バイオマス発電所の燃料に用いるなど、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に取り組んでおり、18年にはSDGs未来都市に選定された。持続可能な循環型社会を世界に発信する拠点とする。
建築家の隈研吾氏が監修し、市産のCLT(直交集成板)の魅力訴求や木材の新活用法などの発信を目的に19年に東京・晴海に建設された施設を移築した。グリーナブルは、自然や緑を意味するグリーンと持続可能を意味するサステイナブルを掛け合わせた造語。施設にはその象徴的建築物となるCLT パビリオン「風の葉」をはじめ、ミュージアム、国立公園蒜山の観光情報とサステイナブルな暮らしを提案するビジターセンターなどがある。
蒜山高原のサイクリングロードをe バイクで楽しめるツアーなど、さまざまな体験も提供する。
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