大子町でAI乗合タクシー実験、住民や観光客の利用想定
2020.12.07 00:00
茨城県大子町は住民と観光利用のためのAI乗合タクシーの実証実験を行っている。NTTドコモ、茨城日産自動車と連携し、21年9月末まで実施する。高齢化や人口減少が進むなか、町内での移動手段の柔軟性を図り、交通インフラの維持を目指す。
スマートフォンアプリやウェブサイト、電話で予約を受け付け、リアルタイムで配車する。利用者が乗降場所と乗車人数を選択するとAI が配車ルートを決め、アプリやウェブ上で乗車予定時刻を提示し、タクシーが乗車場所に利用者を迎えに行く仕組み。利用者は自宅近くの乗降場所や公共施設、観光施設などの指定乗降場所を自由に移動することができる。料金は無料。
電気自動車を利用したカーシェアリングの実証実験も行う。レンタカーの利用環境のない同町で、移動手段として1台15分100円から提供する。
【あわせて読みたい】観光MaaS ステージは実証実験へ
カテゴリ#地域の観光#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
『ポトスライムの舟』 夢を買う側に思いをはせて
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
東急、歌舞伎町でヲタクカルチャー体験 ポップカルチャーの聖地に 訪日客がターゲット
-
地域の名物が変わる 気候変動と逆手の戦略
-
8月の免税売上高、伸び鈍化 購買客数も成長率40%台に
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など