ユナイテッド航空、資産増強と衛生対策強化 フークス副社長「日本市場は重要」
2020.09.07 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/UA1-1024x682.jpg)
ユナイテッド航空(UA)は8月26日にウェブセミナーを開催し、現況や新たに導入した衛生基準「ユナイテッド・クリーンプラス」を紹介した。国際営業担当のマセル・フークス副社長は、コロナ禍の危機的状況に触れながらも、顧客を早期に迎え入れるために「感染予防対策に万全を期している」とし、日本市場の重要性を強調した。
長期の事業継続を目指し、第3四半期までに180億ドルを確保し資産を増強する。費用見直しと併せ、年内には赤字が出ない状況にもっていく方針だ。クリーンプラスは空港と機内での乗客の安全を最優先とした取り組み。空港では、タッチレスで手荷物を預けられるキオスクやタッチレス・チェックインの導入などを推進。機内では、米疾病対策センターのガイドラインに沿った消毒を徹底している。
運航体制では、羽田/シカゴ線を週5便から週3便に減らした一方、9月8日から成田/グアム線で夕方便(週7便)に午前便(週3便)を加えた。フークス副社長は、時間はかかるとしながらも、運休中の路線を徐々に再開することにコミットメントを示した。
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