自粛期間はマーケティング再考の好機 市場寡占化やオーバーツーリズム対策
2020.04.20 00:00

近年、広告プラットフォームによる市場の寡占化、持続可能性、オーバーツーリズムが議論されてきた。これらの問題は新型ウイルスで吹っ飛んでしまったかに見えるが、間違いなく何らかの形で戻ってくる。いまはそのアプローチを再考する機会でもある。
出発点として、グーグルの優位性を抑えることが適切だ。グーグルのグリップを緩め、小規模ビジネスの余地を生み出す実用的な方法の1つは、トラフィックを購入し、コストをかけて個々のオペレーターに配信するエンティティーを少なくすることにある。DMOがその資金や専門知識を備えていれば、地元のオペレーターに代わってこの機能に理想的に配置される。
グーグルの寡占化はマーケティングに構造的バイアスを生み出す。検索はすでに知っていることを人々に提供することはできるが、知らないことには役に立たない。これは人気の高い場所の需要を増大させ、オーバーツーリズムの要因となっている。
※ホライズン・ガイドのマシュー・バーカー氏の寄稿
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Rethinking travel marketing: Loosen Google’s grip on search and get smart on overtourism」
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