米国ホテルの会員向け特別料金、予約急増 公式サイトで囲い込み成功
2020.03.09 00:00

ホテル業績分析会社のカリブリ・ラブスによると、米国のホテル予約数に占めるロイヤルティープログラム会員限定料金の予約数は19年に前年比7.6ポイント増の56.2%となり、過去最高を記録した。主要ホテルブランドが直接予約を促すキャンペーンを開始した16年から17.3ポイントも上昇した。
先ごろロサンゼルスで開催されたアメリカ・ロッジング・インベストメント・サミットで、カリブリのシンディ・エスティス・グリーンCEOは、ブランド公式サイトが着実に成長し、米国のホテル予約に占める割合が過去最大の26.3%になったと報告した。次いでホテルへの直接予約が25.2%だが、かつての50~60%から減少している。間接的予約となるOTA(オンライン旅行会社)は成長し、17.7%を獲得した。
会員料金の貢献は、販売された10泊のうち6泊と非常に大きい。ブランド公式サイトが促したとみられる。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Hotel loyalty bookings in U.S. reach all-time high」
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
サステナビリティー重視度、日本はアジアの平均以下 アゴダ調査 廃棄物削減は実践
?>
-
ホテル開発投資、東京が人気トップ 需要回復と宿泊料上昇で CBRE調査
?>
-
持続可能な旅、消費者は言行不一致 WTTC調査 7つの対処法を提言
?>
-
訪日中国人、FIT化で高速バス利用増 ウィラーの春節期間11倍
?>
-
自治体公式観光サイトの閲覧数順調 トップ3は三重・新潟・岡山
?>
-
関東運輸局、江戸街道プロジェクトを推進 統一テーマでブランディング
?>
-
世界の観光都市、東京が初の3位 MICE開催地として人気上昇 ユーロモニター調査
?>
-
日本インバウンド連合会、「ループバウンド」を提唱 広義のインとアウト循環