祇園で観光マナーを啓発、京都市と近畿運輸局が実証実験

2019.10.30 00:00

キャンペーンの様子

 京都市と近畿運輸局は秋の観光シーズンに合わせ、東山区の祇園町南側地区でマナー周知・啓発に関する実証実験を12月8日まで実施する。

 市は6月に「祇園町南側地区における観光客へのマナー周知・啓発検討会」を設置して改善策を検討しており、その動きの一環。

 訪日客向けアプリをインストール済みのスマートフォンや、旅館・ホテルで貸し出すスマホに対して、マナー情報をプッシュ通知する。現地では、英語や中国語対応の巡視員による巡回、監視カメラ設置を周知するポスターの掲示を通して観光マナー順守を呼びかける。

 住民や観光客を対象にアンケートを実施するほか、監視カメラなどを活用したマナー違反件数などを分析して効果を検証。京都女子大学生活デザイン研究所で制作した啓発グッズの配布、英語・中国語などでマナー啓発を行うパトカー巡回なども実施する。