ブッキング・ホールディングス、7~9月期は予約減少幅が縮小

2020.11.30 00:00

 ブッキング・ホールディングスの20年第3四半期(7~9月)の連結決算は総予約高が前年同期比47%減の134億ドルとなり、第2四半期の91%減・21億ドルから著しく改善した。予約泊数も43%減となり、第2四半期の87%減から改善がみられた。

 グレン・フォーゲル社長兼CEOは、当期の改善は完全に国内旅行によるもので、海外旅行の改善はごくわずかだと述べている。第4四半期については、最近の感染者数の増加、政府の規制強化などにより、「収益を上げるのは非常に難しい」と見通す。

 第3四半期のマーケティング費用は7億3100万ドルで、第4四半期は19年の水準を大幅に下回る見通し。フォーゲルCEOはパフォーマンスマーケティングについて、「収益につながらないクリックの数にお金を払うつもりはない」とし、感染者数の増加に伴い即座に再調整しているという。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Booking Holdings sees uptick in Q3 bookings driven by domestic travel」

【あわせて読みたい】エクスペディア、7~9月期の業績改善 ブッキング・ドットコムが航空便予約開始 ブッキング・ドットコム、コネクテッド戦略は棚上げ