羽田の外国人入国者、19年比1.5倍 主要空港の3月実績 4空港がプラス

2024.07.01 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数で上位の国内7空港の3月の利用実績は、羽田の外国人入国者数が19年同月を47.8%上回り、コロナ禍からの回復を超えて成長を印象付けた。伸び率は2月に比べ11.8ポイントも拡大した。

 羽田のほか、プラスとなったのは成田、関西、福岡の計4空港。まだコロナ禍前の水準に戻っていない他3空港のうち、新千歳と中部はマイナス幅がいずれも10%台、最も遅れている那覇は32.4%減だった。

 日本人出国者数はすべての空港でマイナスが依然として続くが、羽田はビジネス需要に支えられて19年同月の約8割まで戻り、最も回復が早い。減少幅では新千歳が10ポイント近く縮小した以外は大きな変動が見られなかった。