ノルウェージャンクルーズ、ブランドの認知度拡大へ 旅行会社に訴求 日本市場重視で
2024.06.28 15:07
ノルウェージャンクルーズライン(NCL)のベン・エンジェル・アジア太平洋地区バイスプレジデントが先ごろ来日し、ノルウェージャンクルーズラインのブランドの認知度向上に向け、旅行会社などへ表敬訪問を行った。
ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス(NCLH)はノルウェージャン、オーシャニア、リージェントセブンシーズを擁する。5月には「ノルウェージャン スピリット」が日本初寄港。松山と新潟に新たに寄港した。25年にかけてアジア海域に3隻を投入するなど、グループ全体でアジアへの配船を強化していくが、中でも日本市場を重要視しているという。
エンジェル氏は「日本市場は円安の影響で旅行需要の回復が鈍っているが、底力があると感じている。日本ではクルーズの販売に旅行会社の影響力が大きく、今後さらに関係性を強化したい」と語る。その一環として、クルーズについて学べる旅行会社向けのトレーニングプログラムや、ハワイ4島を1週間で効率よく巡ることができるコースの認知拡大などに取り組む。
昨年、NCLHでは日本の旅行業界に精通する矢島隆彦氏がNCL日本地域代表に、栗原宗利氏がオーシャニアとリージェントの2ブランド兼任のジェネラルマネージャーに就任した。36年までに8隻の新造船の就航を予定していることもあり、日本での活動をより積極化する。
写真は右から矢島氏、エンジェル氏、ダミアン・ボーグ・アジア太平洋地区総括ダイレクター・オブ・セールス
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