ホテルの補助金活用を支援 日本ホテル協会とフィンテック企業が提携
2024.06.24 00:00
日本ホテル協会と「補助金クラウド」などを運営するフィンテックの新興企業Stayway(ステイウェイ)は業務提携を開始した。ステイウェイは協会に加盟する全国約231ホテルに向けた補助金活用の相談や補助金セミナーの開催を通じて、設備投資に活用できる補助金の認知や興味・関心の向上を図る。協会の公式サイトに補助金の相談窓口を設け、加盟ホテルがすぐに相談できる体制も整える。
ホテル業界では、地域の急激な人口減少や建物の老朽化などによる売り上げの低迷、人件費や光熱費の高騰、システム投資への対応といった経営課題を抱える。しかし、多くのホテルは利益確保のため、足元の対応に追われて投資予算やリソースの確保ができていないという。
日本ホテル協会はこれまでも加盟ホテルの補助金相談に対応してきたが、リソースやノウハウ不足から、不定期で限定的な情報提供にとどまっていた。月額会員制で適した補助金を自動で紹介する補助金クラウド機能の活用などで、経営支援体制を強化する。
補助金クラウドは事業会社や金融機関などのための補助金申請DXサービス。国や自治体ごとに散在している複雑な補助金等の情報を収集・一元化して提供し、あらゆる中小企業に対して補助金を活用した経営支援の推進を目指している。
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