クラツー、ひとり旅の商品拡充 客層の変化に対応 30~50代増加

2024.06.17 00:00

 クラブツーリズムが展開する「ひとり旅」の販売が好調に推移している。全員が1人参加の団体ツアーで、23年度は過去最高だった22年度を3割上回る売れ行きとなった。同社は要因として、参加者の裾野が広がったこと、1300コース以上という商品バリエーションの多さ、ひとり旅をプラスに捉える風潮ができていることを挙げる。

 参加者層は従来の60~70代に加えて30~50代が増加している。首都圏出発コースの場合、22年度から7割増えた。30~50代はひとりの充実した時間をより重視する傾向があるのが特徴といい、今年7月出発分から、1人ずつ1テーブルで仏コース料理を提供する商品を新たに企画した。ひとりでゆっくり食事を楽しみたいとの要望に応えたもので、すぐに満席になるなど好評を得ているという。

 SNSを駆使しトレンドに敏感であることから、同じ目線で商品を企画できるよう、同世代の女性社員によるプロジェクトチームを結成した。満足度の高い食事やスポットを厳選した新商品を企画している。

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