4県そろって北陸応援割開始 3月16日から 石川県はGW後に第2弾
2024.03.04 00:00
能登半島地震で被災した北陸地域の観光復興に向けた「北陸応援割」が3月16日から富山・新潟・福井・石川県で開始される。通常どおりの営業が可能でも予約のキャンセルが相次ぐ宿泊施設が多数ある。観光関連事業者と地域経済の支援につなげる。被害が甚大な能登地方を含む石川県は、2次避難の状況などを踏まえ、県が開始日を判断するとしていたが、4県そろってのスタートとなった。
石川を除く3県は3月8日以降の申し込みを対象に、3月16日から4月26日宿泊分まで実施する。石川県は3月12日からの予約開始。いずれもそれ以前の予約とビジネスでの利用は対象外。ゴールデンウイーク(GW)前までを念頭に観光需要を喚起する狙いだが、予算額に達し次第、終了となる。石川県は予算の範囲内でGW以降に第2弾を実施する予定。
国内旅行者はもとより訪日旅行者も対象に、1泊以上の旅行・宿泊料金を最大50%割り引く。限度額は宿泊単体商品または交通付き宿泊旅行商品1泊で2万円、交通付き宿泊旅行商品(2泊以上)は3万円。周遊型旅行商品(宿泊地が2県以上)は3万5000円。観光庁が各県に補助金を公布し、県が割引価格の差額分を旅行・宿泊事業者に支援し、事業者が割引価格で販売する流れ。
カテゴリ#観光政策#新着記事
キーワード#地域振興#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
水上温泉、3年目の廃墟再生マルシェに4400人 旧一葉亭の施設生かし
-
『ポトスライムの舟』 夢を買う側に思いをはせて
-
日米観光交流年で旅行企画コンテスト、父と息子の宇宙旅が大賞 シンポジウムで需要回復議論も
-
「観光が怪物にならないために」 JARTAが警鐘 産業に自覚と責任促す
-
韓国パラダイスシティ、日本からのMICE誘致に注力 初のイベントで訴求
-
トラベルリテラシー 旅する力を育てよう
-
訪日消費の詳細データ開放 観光庁、企業やDMOの戦略策定に
-
8月の免税売上高、伸び鈍化 購買客数も成長率40%台に
-
さとゆめ・HIS、新事業が本格始動 まず4自治体と協定 人口2000人規模の村など
-
地銀の相互観光誘客、連携が拡大 3行で瀬戸内ツアー 地場産業に光