「空の観光」創出へ 空飛ぶクルマの実証事業 大阪湾ベイエリアなど
2023.10.02 00:00
兵庫県と神戸市は空飛ぶクルマの社会実装に向けた実証事業を開始する。次世代エアモビリティのインフラを構築するAirXら3社と連携して取り組む。“空の観光”創発プロジェクトと銘打ち、大阪湾ベイエリアで移動サービスや遊覧飛行を行うために必要な技術やサービス性を検証する。
安全航行に関する検証をはじめ、観光を見据えた有望ルートの設定と実証飛行を行う。その成果に基づき、兵庫県・大阪湾ベイエリアでの事業化を目指す。
次世代モビリティーとして期待される空飛ぶクルマは電動式の自律飛行で垂直離着陸が特徴。都市部の渋滞緩和、二酸化炭素(CO2)の排出削減、離島や山間部での移動手段確保への貢献が期待され、日本政府は25年の大阪・関西万博での実用化を目指している。
兵庫県は大阪府・市とも連携して実証事業を進めており、丸紅、エイチ・アイ・エス(HIS)ら4社が高野山や瀬戸内エリアを含むルートを検証する。HISはルートの提案や適正価格の分析などを担う。
カテゴリ#地域の観光#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
築地場外市場にスマートごみ箱 ポイ捨てなど課題に対処
-
観光庁予算、旅客税財源の比率83%に上昇 コンテンツ強化、ICT、DMOに注力
-
観光収入、日本は伸び率上位 59%増で米仏など大国しのぐ
-
主要7空港の外国人入国者数、那覇もようやく19年超え 9月実績 韓国3.7倍で
-
文化観光の計画認定、旧醤油工場も たつの市など4件 制度開始から計57件に
-
今治に地域創生のヒント クールジャパンDXサミットで岡田武史氏が披露
-
未体験の訪日市場出現の中で ひがし北海道DMOがシンポジウム
-
中部空港、訪日誘客に主体的関与 地域ブランド共創室を設置
-
小樽市、ファンコミュニティー開設でリピーター育成 新たな魅力発掘も
-
検索エンジンのフォルシア、東証に新規上場 ハイブリッド型サービスへ進化描く