国内線利用客の空港満足度、1位は中部 J.D.パワー調査 中規模では神戸
2023.09.04 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2023/08/airport-1543008_640.jpg)
J.D.パワーが初めて実施した国内線利用客の空港満足度調査で、大規模空港は中部空港、中規模空港では神戸空港が1位になった。満足度を測定する要素として、①ターミナルビル設備、②チェックイン/手荷物対応/保安検査、③商業店舗の3つを設定し、それぞれの総合満足度に対する影響度を基に1000ポイント満点で総合満足度スコアを算出した。
大規模空港は19年の年間乗降客数が1000万人以上と規定。中部空港はチェックイン等の要素で最高評価を得て、677ポイントを獲得した。2位の羽田空港は1ポイントの僅差で676ポイントだが、設備の使いやすさ・充実度などを指標とするターミナルビル設備で最高評価。3位の新千歳空港は669ポイントで、商業店舗で最高評価だった。
19年の年間乗降客数が300万人以上1000万人未満の中規模空港で1位の神戸空港は669ポイント。ターミナルビル設備とチェックイン等の要素で最高評価。2位は松山空港と仙台空港が660ポイントで並んだ。松山は商業店舗の要素で最高評価だった。
調査は6月上旬、この1年間に国内線往復フライトで同一空港を利用した人に聞いた。大規模空港部門で5324人、中規模空港部門では2265人が回答した。
なお、ターミナルビル設備では、ベンチや充電設備の不足感が多く指摘された。飲食店では、待ち時間が短く低価格の店舗を求める声が多かった。
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