一休、宿特化型のSNS終了へ ユーザー利用件数が目標に届かず
2023.04.24 00:00
高級ホテル・旅館予約サイトを運営する一休は、宿特化型SNS「YADOLINK(ヤドリンク)」を5月末で終了する。「行きたいホテルが写真で見つかる」をキャッチフレーズに、ユーザーが旅行中に撮影した宿泊施設の写真から直感的に好みの宿を探せる仕組みとして、22年4月に開始。しかし、当初掲げた投稿件数や登録アカウント数などが目標に届かず、継続は難しいと判断した。
社員の提案から立ち上がった新規事業。旅行を計画する人が自分の中で言語化できないあいまいなニーズに対応する狙いで、旅行情報が氾濫するなか、自分好みの宿との予期せぬ出合いを演出する意図もあった。アカウントの開設は無料で、誰でも投稿・閲覧でき、嗜好に合わせた検索機能などを備える。
22年中に投稿2万件、登録アカウント10万件を目指していたが、開始から1年余りでの終了を決めた。
【あわせて読みたい】一休、宿特化型SNS立ち上げ 写真から直感で選択 あいまいなニーズに対応
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#ホテル・旅館#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
温泉旅館内に初の日本語学校 嬉野市の和多屋別荘 外国人に学びと働く場
-
雇調金不正受給の公表、後絶たず 東京のみでも断続的 HIS連結子会社に新たな疑い
-
CO2削減とプライベートジェット
-
トリプラとジャパンチケットが提携、外国人宿泊客に体験情報案内
-
奮闘する地銀 観光分野で増す存在感
-
障害者の訪日旅行、課題多く 車椅子で移動困難 混雑イメージも評価下げ
-
9月の主要旅行業者取扱額、訪日・国内で前年割れ 19年比回復率7~8割
-
訪日プレミアムツアーなど支援 観光庁補正予算543億円 地方誘客と消費拡大へ
-
JAL、地域とつながり創造強化 瀬戸内ビレッジと業務提携 アカデミーや国際認証を展開
-
日本の旅行市場規模30兆円へ 訪日・国内旅行の消費拡大で