東急、ホテル子会社を再編 経営と運営を分離 4月から新体制

2023.03.13 00:00

 東急はホテル・リゾート事業子会社を再編し、4月1日付で新たに「東急ホテルズ&リゾーツ」が始動する。準備会社に東急ホテルズの運営機能を吸収分割し、さらに東急シェアリングを吸収合併したうえで商号を変更する。東急ホテルズ&リゾーツは運営に特化する。一方、東急ホテルズは経営に特化し、東急と一体的に資産マネジメントを行い、まちづくりに貢献するホテルを企画・開発していく。

 ブランドラインナップも再編する。従来の「東急ホテル」「エクセルホテル東急」「東急REIホテル」に東急シェアリングが販売・運営を受託する会員制滞在型リゾート「東急バケーションズ」を加えるほか、新たに「DISTINCTIVE SELECTION」を新設する。

 新設ブランドは、1店舗ごとに個別ブランドを設定する単独型と複数ホテルにわたる展開型で構成。単独型は、5月に東急歌舞伎町タワーに開業予定の「BELLUSTAR TOKYO」や「HOTEL GROOVE SHINJUKU」など。展開型はライフスタイルホテルとして新設する「STREAM HOTEL」やホテルコンドミニアムの「STORYLINE」で構成する。

【あわせて読みたい】西武HD、プリンスホテルの商号変更 運営と資産管理の分離へ組織再編 大阪のリーガロイヤルホテル、米ファンドに売却 大規模改修とIHG加盟で25年に備え

関連キーワード

キーワード#ホテル・旅館#新着記事