2022年9月5日号>観光地の面的再生なるか 施設改修・廃屋撤去支援事業の行方
2022.09.04 00:00
草津、箱根、修善寺、有馬、別府、湯布院…。地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業の採択地には名だたる温泉地が並びます。
1000億円超の予算規模もさることながら、日本を代表する温泉地の施設改修・廃屋撤去にここまでの政府予算をつぎこまなければならない現状にあらためて驚かされます。
國學院大學の井門隆夫教授は「1970年代から50年間続いた昭和と平成の観光という一時代からの転換」と表します。
混迷する令和の時代の観光地再生について考えました。
【特集】
*観光地の面的再生なるか
施設改修・廃屋撤去支援事業の行方
政府が1000億円以上の予算を投入する肝いり施策が「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」だ。廃屋化した観光関連施設の撤去や大規模改修などを支援し、観光地の再生を促すことを狙う。果たして観光地は変わることができるのか。
▽1000億円予算投じて再生支援
▽観光地の面的再生に思う
村木智裕(インセオリー代表取締役)
木下斉(エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)
井門隆夫(國學院大學観光まちづくり学部教授)
論文
*アメリカ・カリフォルニア州における観光事業の歴史【2】
宮崎裕二(東洋大学国際観光学部准教授)
注目のニュース
地方空港、手探りの国際線再開
水際継続なら「訪日見送り」7割
富裕層誘致へモデル観光地
6月の百貨店外客売上48%増
誌上セミナー
*中国人客の購買パワー獲得術
『激動の時代に成長する企業』
コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*旅するファッション 玉置美智子
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2024年4月29日号>拝啓新入社員殿 未来図をどう描きますか
?>
-
2024年4月22日号>障害は社会の側に 合理的配慮の義務化にどう対応?
?>
-
2024年4月15日号>大阪万博を商機に 地方への動線をどう描くか
?>
-
2024年4月8日号>乱立するエコラベル どうする持続可能な観光の認証取得
?>
-
2024年4月1日号>北陸復興とツーリズム いま何が求められるのか
?>
-
2024年3月25日号>DAOってなんだ? 分散型自律組織が変える地域づくり
?>
-
2024年3月18日号>DMO制度のこれから 課題多き地域の司令塔づくり
?>
-
2024年3月11日号>国際観光旅客税の使い道 高まる使途拡大の声
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking