Trip101、コロナ禍でも業績好調 民泊需要の取り込み奏功

2022.06.13 00:00

 ベンチャーリパブリックのグループ会社であるTrip101は、コロナ禍でも21年のGMV(サイトを経由した流通総額)が前年比87%増となり、100億円を突破した。売上高は44%増、営業利益は90%増。米国をはじめ世界200カ国で扱う民泊とエアビーアンドビー利用者の需要取り込みが奏功した。

 22年第1四半期もGMVが前年の2.2倍に伸びており、通年でさらなる成長加速を見込む。成長要因に滞在長期化とワーケーションの普及を挙げた。

 Trip101は旅行ライターが世界の旅行先や宿泊施設、体験等を紹介する記事と写真を掲載して旅行需要を喚起する仕組み。予約も可能で、宿泊予約のうち民泊比率は売り上げベースで7割を占める。エアビーへの送客はリファラルサイトとして世界5位内という。

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