2022年4月4日号>失敗できない出口戦略 政府・地域・産業界のインバウンド再開
2022.04.03 00:00
コロナと迎える3度目の春、おぼろげながら出口の明かりが見え始めてきました。
多くの国が海外からの観光客の隔離措置なしでの受け入れ再開へ踏み出し、鎖国政策と批判された日本もビジネス関係者や留学生から水際対策を段階的に緩和します。
すでに国際渡航需要争奪戦は始まっており、いま求められるのは本格的な観光再開への出口戦略です。
一方で疲弊したツーリズム産業にとって出口戦略の失敗は許されません。
政府・地域・産業界はいま何を準備し、何を仕掛けるべきか。特集で考えました。
【特集】
*失敗できない出口戦略
政府・地域・産業界のインバウンド再開
長引くコロナ禍だが、世界はパンデミック収束を見据えた出口戦略について本格的に実行する段階に入った。すでに各国で入国制限緩和の動きが加速。観光客誘致競争も始まりつつある。鎖国との批判も多かった日本も3月から入国制限を段階的に緩和。政府・地域・産業界にとって、的確な観光の出口戦略へと踏み出すことが急務となっている。
▽取り残されかねない日本
▽出口戦略の本質
高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役チーフ・デジタル・オフィサー)
▽出口戦略への問いかけ
Theme1.訪日ターゲットをどう絞るか
中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
Theme2.地域の受け入れをどう整えるか
村木智裕(インセオリー代表取締役)
Theme3.インバウンド事業をどう再開するか
黒須靖史(ステージアップ代表取締役)
論文
*企業の社会的責任(CSR)をめぐる近年の諸論調【1】
大橋昭一(和歌山大学客員教授・名誉教授)
注目のニュース
22年の国内旅行者、倍増の予測
神戸港と金沢港、客船誘致で連携
ブッキング、最安値契約を是正へ
1月百貨店外客売上12.5%増
誌上セミナー
*中国人客の購買パワー獲得術
『観光再開へ人材確保の壁』
コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*旅するファッション 玉置美智子
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2024年3月18日号>DMO制度のこれから 課題多き地域の司令塔づくり
?>
-
2024年3月11日号>国際観光旅客税の使い道 高まる使途拡大の声
?>
-
2024年3月4日号>ツーリズムの2024年問題 国内ツアー手配と訪日医療への懸念
?>
-
2024年2月26日号>育て!スルーガイド 長期旅行を地方へ誘う鍵
?>
-
2024年2月19日号>自己変革の旅 トランスフォーマティブ・トラベラーをつかむ
?>
-
2024年2月12日号>観光庁予算の全容 新旧の課題解消と産業発展への使途
?>
-
2024年2月5日号>旅のビジネスモデル 新しい形が必要かもしれない
?>
-
2024年1月29日号>免税制度の岐路 方式変更の影響を考える
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking
-
福岡周遊バスツアー、統一ブランドで一挙展開 DCキャンペーンの目玉
-
DMO制度のこれから 課題多き地域の司令塔づくり
-
戦略修正で旅行成約率20%に 海外旅行の「こころから」 行き場のない消費者に対応
-
沖縄ツーリスト、最高益の16億円確保 スリム化やDX強化で収益性改善
-
クラツー、新たな市場獲得へ短時間ツアー 訪日客も視野
-
訪日客の農泊促進へ重点28地域 農水省、受け入れ体制整備を優先支援
-
百貨店の免税売上高、1月は約400億円 消耗品の伸び顕著
-
JTB、旅館再生ファンドに出資 宿泊施設の成長促し、地域を面的支援
-
持続可能な観光地、箱根が部門別世界1位 車椅子の旅に高評価 日本から2年連続トップ
-
羽田空港で能登の復興支援 自販機で寄付可能に