ディズニー、メタバース検討 仮想世界シミュレーターの特許取得
2022.02.07 00:00

ディズニー・エンタープライズは米国特許庁から「仮想世界シミュレーター」の特許承認を受けた。これはテーマパークでのメタバース構築の動きを示すものだ。
承認された技術には、投影デバイスのほか、テーマパーク来園者などユーザーが動き回る際、実際の会場にバーチャル効果を表示できるようにする追跡システムが含まれる。特許文書によると、AR(拡張現実)を活用してより没入型で魅力的な体験をユーザーに提供したい考え。ただし、費用や健康・衛生面への影響、個人用のAR対応デバイスを使用する場合に体験に差が生じてしまう可能性といった課題にも言及している。
ディズニーは21年通期業績の発表に際し、可能な限り最高のエンターテインメント体験を提供するため、新しいテクノロジーを使用する考えを明らかにした。ボブ・チャペックCEOはこれまでの技術開発について、「リアルとデジタルの世界をさらに緊密に結び付け、ディズニーのメタバースに境界のないストーリーテリングを可能にする時代への序章にすぎない」と説明した。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「DISNEY LOOKS TO THE METAVERSE FOR MORE IMMERSIVE EXPERIENCES」
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