2021年7月5日号>関係人口のつくり方 地域を支援する1800万人市場
2021.07.04 00:00
「移住や観光でもなく単なる帰省でもない、日常生活圏や通勤圏以外の特定の地域と継続的かつ多様な形で関わり、地域の課題解決に資する人」が関係人口の定義だそうです。
定住人口でも交流人口でもない幅広い概念。
関係人口と地域づくりのあり方について議論を重ねてきた国交省の懇談会は3月に計63ページに及ぶとりまとめを公表しました。
特集ではその概略を紹介しながら、これからの地域づくりを考察しました。
高崎経済大学の井門隆夫教授が指摘する観光の再定義の必要性を痛感します。
【特集】
*関係人口のつくり方
地域を支援する1800万人市場
人口減少や少子高齢化が進む地域の活力を維持するために関係人口を増やす取り組みが活発化している。居住拠点を他に定めていながら、直接的・間接的に多様な形で地域に関わる関係人口は全国に約1800万人存在するとされる。国土交通省も懇談会での議論を重ねるなど、関係人口の拡大・深化への道筋を探っている。
▽懇談会最終とりまとめを読み解く
▽関係人口のつくり方
井門隆夫(高崎経済大学地域政策学部教授)
山本理恵(クニエCS事業本部ディレクター)
木下斉(エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)
論文
*世界遺産の参詣道「熊野古道」を歩くことで得られる感嘆喚起経験(後編)
伊藤央二(中京大学スポーツ科学部准教授)
河野慎太朗(アルバータ大学キネシオロジー・スポーツ・レクリエーション学部助教)
注目のニュース
観光白書、旅行トレンドの変化指摘
7月中下旬からワクチン証明導入
オンライン体験で地域課題解消
4月百貨店外客売上9倍に
誌上セミナー
*中国人客の購買パワー獲得術
『コロナ下の変化と問題点』
コラム
*視座 神田達哉(サービス連合情報総研業務執行理事・事務局長)
*ツーリズムの世界史 鳥尾克二
*デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*旅するファッション 玉置美智子
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
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