2021年4月26日号>遊動の時代 新たな旅のデザインへ

2021.04.25 00:00

 きっかけは新春特集「アフターコロナの世界」でした。

 霊長類学者の山極壽一さんが「世界は遊動の時代に入った」と指摘。

 ふと足元を見れば、多拠点生活をする人が一定数いて、新興企業のサービスが増加しています。

 ワーケーション推進の流れも加わり、遊動社会は想像より早く広がるかもしれません。

 特集では新たな時代の旅のデザインを問いかけました。

 山極さんが「旅行業も変化を」とげきを飛ばせば、デザイナーの原研哉さんは「半島航空」という独自構想を披露。

 観光業界の議論を待ち望みます。

【特集】
 *遊動の時代
 新たな旅のデザインへ
 
 世界は遊動の時代に入ったという説がある。多拠点居住のニーズが高まり、新たなサービスが社会に実装されつつあるのも事実で、定住から遊動への流れと見なすこともできる。これまで定住者を顧客の前提としていた観光業界だが、拡大する遊動人口に向けた旅の提案を真剣に検討すべき時期に来ている。

  ▽ノマドの時代がやってきた
  ▽遊動社会の本質
   山極壽一(霊長類学者)
  ▽遊動民を満たす観光への問いかけ
   Theme1旅行ビジネスは変わるのか
   井門隆夫(高崎経済大学地域政策学部教授)
   Theme2サブスクサービスは広がるのか
   高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役チーフ・デジタル・オフィサー)
   Theme3旅をどのようにデザインするか
   原研哉(日本デザインセンター代表取締役社長)


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