宿泊選びの新基準は衛生管理 ホテルより民泊の対応不可欠
2020.05.04 00:00

パンデミック終息後、旅行者はまず自家用車で行ける近場の旅行から始めると予想される。宿泊施設の選択基準は、衛生状態が最も重要視されることになるだろう。短期賃貸、特に郊外の物件はホテルのように人が集まる共有エレベーターやロビーを持たない半面、衛生管理されているという信頼を確立できていない。事業者は将来の宿泊客に安心と安全性を訴求することが重要になる。
清掃会社のドゥーインは、エアビーアンドビーやホームアウェイなどに清掃サービスを提供している。ホテルの客室の清掃時間は約22分であるのに対し、同社がサービスを提供するアパートメントの場合、約90分と長い時間をかけて清掃が行われる。
ノエリア・ノヴェラCEOは、「旅行者が予約サイトで設備や客室タイプから絞り込めるのと同様、近いうちに清掃基準でも絞り込みが行えるようになる」と予想する。また、「施設はプロの清掃サービスを使用している場合、その旨を表示し、宿泊客に清潔さと衛生管理を周知することが重要」としている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Coronavirus places heightened concern on hygiene of short-term rentals」
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
サステナビリティー重視度、日本はアジアの平均以下 アゴダ調査 廃棄物削減は実践
?>
-
ホテル開発投資、東京が人気トップ 需要回復と宿泊料上昇で CBRE調査
?>
-
持続可能な旅、消費者は言行不一致 WTTC調査 7つの対処法を提言
?>
-
訪日中国人、FIT化で高速バス利用増 ウィラーの春節期間11倍
?>
-
自治体公式観光サイトの閲覧数順調 トップ3は三重・新潟・岡山
?>
-
関東運輸局、江戸街道プロジェクトを推進 統一テーマでブランディング
?>
-
世界の観光都市、東京が初の3位 MICE開催地として人気上昇 ユーロモニター調査
?>
-
日本インバウンド連合会、「ループバウンド」を提唱 広義のインとアウト循環