2019年11月4日号>観光競争力が映す課題 世界4位維持の一方で 

2019.11.03 00:00

 前回17年のランキングで日本が4位に躍進した世界経済フォーラムの旅行・観光競争力調査。

 今回もスペイン、フランス、ドイツに次ぐ4位の座を堅持し、日本の観光競争力が確かなものになりつつあることを数字が裏付けます。

 特集では90以上に及ぶすべての評価指標を紹介しながら、世界は何を評価しているのか、一方で何を評価していないかを読み解いていきました。

 識者の方々が指摘するように、国のブランド戦略の的確さの108位への後退はあらためて分析の機会を設ける必要性を感じます。

【特集】
 *観光競争力が映す課題
  世界4位維持の一方で

 国際的な経済研究機関でダボス会議の主催で知られる世界経済フォーラム(WEF)が隔年で実施する旅行・観光競争力調査の2019年版が公表され、日本は前回と同じ4位となった。上位10カ国のうちアジアは日本のみで、欧州の観光先進国と比肩する地位を確立している。一方で新たな課題も見えてきた。

  ▽世界は何を評価するか
   平林潤(クニエ ディレクター)
  ▽日本の競争力ランキング一覧
  ▽高みを目指すために
   須田寛(東海旅客鉄道相談役)
   本保芳明(国連世界観光機関〔UNWTO〕駐日事務所代表)


誌上採録
 *パラ開催国に学ぶアクセシビリティ
  金子知史氏(日本財団パラリンピックサポートセンター推進戦略部ディレクター)

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 誌上セミナー
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コラム
*視座 原優二(風の旅行社代表取締役社長)
 *デスティネーションマーケティングの現場から 村木智裕(インセオリー代表取締役)
 *ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田直美(沖縄ツーリスト執行役員経営管理推進室長)

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