中国旅行市場、21年も高い意欲 日本と対照的
2021.02.22 00:00

中国人旅行者はアジア太平洋地域の他の国よりも21年の旅行について楽観的である。エクスペディア・グループ・メディア・ソリューションズの調査によると、およそ4分の3の77%が前向きであり、調査対象の11市場の中で最も高かった。
前向きな感情は中国国内の旅行市場の回復傾向によって推進される可能性がある。トリップドットコムグループの20年第3四半期連結決算は、中国国内のほとんどの事業分野で新型コロナウイルス流行前のレベルに近いことを示している。一方、中国とは逆に、日本は旅行に前向きとの答えは約3分の1のみだった。
同調査は昨年12月に検索された場所も調べており、国内の目的地は日本、タイ、オーストラリア、インド、韓国で多く見られた。
旅行への自信を高めるものについては、オーストラリアと中国は3分の2が広く利用可能なワクチンと回答。日本は46%にとどまった。払い戻しと予約取り消しに関する柔軟な規定は53%となり、旅行への信頼を高めるうえで重要な役割を果たしている。また、51%は旅行中に医療費を心配する必要がないことと答えた。目的地選びに影響を与えている他の要因では、マスクの着用義務や適切な衛生プロトコルが挙がった。
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