国際線再開へデジタル健康証明書、UAらが試行 世界経済フォーラムが支援
2020.11.02 00:00

ユナイテッド航空(UA)とキャセイパシフィック航空(CX)は、乗客が新型コロナウイルスに感染していないことを示すモバイルアプリの運用を試験的に実施した。アプリの名称は「コモンパス」。世界経済フォーラムとコモンズ・プロジェクト財団が37カ国の代表者を含む公的および民間のパートナーと協力して立ち上げた。
米税関・国境取締局(CBP)と米疾病対策センター(CDC)がUA のニューヨーク/ロンドン線とCX の香港/シンガポール線での運用を観察。乗客は認定機関で検査を受け、結果をアプリにアップロードし、目的地の国が求める健康アンケートに回答する。入国要件に準拠していることが確認されると、航空会社のスタッフや国境当局がスキャンできるQR コードが作成される仕組みだ。
同プロジェクトでチーフメディカルオフィサーを務めるブラッドリー・パーキンス博士は、「国境を越えた検査と最終的にはワクチン接種の記録を信頼する能力がなければ、パンデミックが続く限り、多くの国は完全な旅行禁止と強制検疫を維持せざるを得ないと感じるだろう」と語る。コモンパスは航空2社の試験に続き、アジア、アフリカ、米大陸、ヨーロッパ、中東を横断する航空会社と路線に拡大する計画だ。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Airlines begin trialing “CommonPass” digital health passport」
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