コロナ禍のマーケティング、世代別特性に働きかけを Z世代には安心感と確実性
2020.06.08 00:00

新型コロナウイルスからの需要回復は、各世代の能力と再び旅をしたいという願望によって形成される。旅行業界はマーケティング戦略を検討する際に世代特性を考慮する必要がある。
1961年から81年に生まれたX世代は実利的で健康と福祉に焦点を当てている。旅行プランに健康的な食事のオプションを加え、ビーガン(完全菜食主義)への対応や地元料理を提供するのがいい。「3泊分の料金で4泊目無料」も実利的な性質にアピールする。
ミレニアル世代(1982~2000年生まれ)は新型ウイルスを団塊世代がかかる病気と見ている節がある。コンサートや休暇に出かけることのリスクを気にする可能性は低く、通常より料金が安いとなれば、世界を見るチャンスと捉えるだろう。
Z世代(2001~19年生まれ)は心配性だ。意思決定に積極的な役割を果たす保護者がいる。彼らに訴求するためには、予約などを手間のかからない効率的なものにする。そして何より安心させることが重要だ。何を提供するかを事前に伝え、それらを確実に実行する必要がある。
※ジェネレーショナル・ターゲティッド・マーケティングのアン・フィッシュマン氏の寄稿
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「What to know about travel marketing across generations post-COVID-19」
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
サステナビリティー重視度、日本はアジアの平均以下 アゴダ調査 廃棄物削減は実践
?>
-
ホテル開発投資、東京が人気トップ 需要回復と宿泊料上昇で CBRE調査
?>
-
持続可能な旅、消費者は言行不一致 WTTC調査 7つの対処法を提言
?>
-
訪日中国人、FIT化で高速バス利用増 ウィラーの春節期間11倍
?>
-
自治体公式観光サイトの閲覧数順調 トップ3は三重・新潟・岡山
?>
-
関東運輸局、江戸街道プロジェクトを推進 統一テーマでブランディング
?>
-
世界の観光都市、東京が初の3位 MICE開催地として人気上昇 ユーロモニター調査
?>
-
日本インバウンド連合会、「ループバウンド」を提唱 広義のインとアウト循環