ビットコイン、航空・ホテル決済で緩やかに進行
2019.07.15 17:50

ビットコインが旅行の決済に使われるようになったのは約5年前のことだ。支払いオプションとして受け入れた初期のパイオニアには、チープエア、エクスペディア、エア・バルティック、旅行システムプロバイダーのイプシロンがいる。その後、大きな話題となっておらず、エクスペディアは約1年前に利用を中止したと報じられたが、他は使用を継続している。
チープエアは2013年に航空運賃決済に導入し、現在はホテル販売にも適用。決済額は収入のほんの一部というが、ジェフ・クリーCEOは、利用客は非常に忠実でソーシャルメディアで宣伝してくれることさえあると話す。一般的な決済方法の利用者より若く、国際的という傾向があり、同社は仮想通貨の支払いオプションを拡大している。
エア・バルティックは自社サイトでの決済に14年から導入した。購入期限のある一部運賃に適用し、800人が利用している。イプシロンは16年に同社のテクノロジーに導入した。当初は散発的な利用だったが、昨年から毎日使われるように頻度が増加。昨今、仮想通貨のスタートアップ企業が登場し、旅行分野に参入していることから、利用促進剤になるとみている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Bitcoin continues to be on a slow burn as payment option in travel」
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