コロナ明けの旅行、間際予約減少 出発までの期間長めに
2022.06.06 00:00

スカイスキャナーの報告によると、旅行需要が回復するにつれて、旅行の予約から出発までの期間が長くなっている。出発3カ月以上前の予約数は19年をわずかに下回る水準で、欧州・中東・アフリカでは30~59日前が24%増加し、60~89日前は38%伸びた。7~29日前の予約も増えている。これとは対照的に1週間未満の間際予約は減少している。北米・南米の予約パターンも同様で、30~59日前は31%増、60~89日前は44%増。90日以上前の予約も増加し、22年第1四半期は15%改善した。
今年3月時点で、7~29日前の予約は全予約の29%を占め、7日未満は46%減少した。ただし、出発7日以内の予約数そのものも19年の15%に比べて25%と高い。
エクスペディアグループ・メディアソリューションズの調査でも、予約から出発までの期間が長くなる傾向が明らか。第1四半期に180日以上前の検索シェアは前年同期に比べ190%増加したが、21日前までは15%減少した。
主要ホテルチェーンも予約期間の長期化に注目している。ヒルトンは決算発表で、コロナ下では7日以内の予約が大多数だったが、4月には約50%になったと述べた。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「TRAVEL BOOKING WINDOWS INCREASING AS CONSUMERS LOOK AHEAD」
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