蒲郡の冨士見荘が破産申請 新型肺炎で初 先の見通し立たず
2020.03.02 00:00

東京商工リサーチによると、愛知県蒲郡市の西浦温泉で観光旅館を営む冨士見荘が2月21日までに事業を停止し、名古屋地裁豊橋支部に破産申請を行った。負債額は調査中。新型肺炎による経営破綻は初という。
1956年創業の同社は三河湾を望む景観と新鮮な魚介類を売りに、ピーク時の2005年12月期は売上高約5億5000万円を計上していた。その後、業績不振で資金不足に陥り、13年8月に経営の行き詰まりが表面化した。
その後も事業を継続し、近年は中国人観光客のツアー受け入れに注力していたが、新型肺炎で団体旅行が相次ぎキャンセルとなり、先行きの見通しが立たず、事業継続を断念した。
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