じゃらん、市場回復以上の伸び 23年度の取扱額1.2兆円に
2024.07.15 00:00

リクルートが都内で開催したじゃらんフォーラムで、4月に旅行ディビジョンのバイスプレジデントに就任した大野雅矢氏は事業方針として、総旅行回数の増加による総地域消費額の拡大を目指すと話した。
消費額増に重要な要素に、安定的な人材確保、魅力的な観光地づくり、集客の最大化を挙げ、この支援に向けて同社のAirビジネスツールズ群を最大限に活用する。人材面では、1月からインディードの新しい求人配信プラットフォームに参画し、求職者と企業双方の希望をかなえる幅広い選択肢の中から仕事が選べる仕組みを強化した。
じゃらんは旅行需要の回復とセール企画の進化によって市場の回復以上の伸びを実現しており、23年度の国内宿泊予約流通取扱額(予約ベース)は1兆2600億円と過去最高水準。前年度比9%増、19年度比45%増となった。
じゃらんnetの進化に向け、より簡単で便利な予約体験をテーマに掲げる。旅行計画が明確でない潜在層には、生成AI(人工知能)を活用したチャット相談で旅行への興味や意欲を高める。顕在層にはマッチング強化のためサイトを見直し、予約完了までに必要な遷移画面数を半減してシンプルにした。
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
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