商船三井、ラグジュアリー船購入 事業拡大計画を前倒し 海外客も想定
2023.04.03 00:00

商船三井は米シーボーンクルーズから3万2477トンのクルーズ船「シーボーンオデッセイ」を購入した。全長198m、全幅26m、客室はすべて28㎡以上の229室で乗客定員458人。ベランダ付きのスイートクラスキャビンを基本とするラグジュアリー船。今後1年半はシーボーンクルーズがサービスを継続し、その後改装して24年末をめどに商船三井客船のクルーズ船として本格デビューする。
既存のにっぽん丸との2隻体制で、幅広いニーズに応える商品ラインナップを用意する。商品・価格・船名は今夏までに発表する。日本人客に加え、海外客の利用も想定し、ハード面・ソフト面での準備を進める。海域は日本を中心に、世界一周を含む中長期クルーズも継続的に展開する。
商船三井はクルーズ事業を新たな成長分野と位置付け、2隻の600人乗り規模のクルーズ船の建造を発表していた。今回の客船購入は、新造船投入に先行するクルーズ事業拡大計画の前倒しとなる。
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