2022年12月12日号>値上げは「悪」なのか 旅行支援便乗といわれないために
2022.12.11 00:00

山田静さんがマネージャーを務める京町家旅館では、コロナ禍の低需要期には基本料金の7割の水準に価格を落とし、通常4割まで上がるピーク期も1割高で設定していたといいます。
ところがSNSを覗けば、宿泊施設に対する便乗値上げ批判のオンパレード。全国旅行支援開始とともに広がった宿泊料金値上げへの不満の声に嘆き節が聞こえてきます。
特集では需要の変動に応じた宿泊料金の引き上げがなぜ非難されるのか、世間から便乗値上げなどといわれないための防衛策について考えました。
【特集】
*値上げは「悪」なのか
旅行支援便乗といわれないために
全国旅行支援が10月11日にスタートして以降、一部の消費者からは宿泊料金の値上げに関する不満の声が上がっている。便乗値上げの指摘もあり、国土交通省や観光庁が対応に回っている。宿泊料金の値上げは「悪」なのか。宿泊料金の適正価格とはどのようなものなのか。
▽全国旅行支援で値上げ批判
▽料金はどう変動したのか
山田静(京町家楽遊マネージャー)
永山久徳(下電ホテルグループ代表)
▽便乗値上げといわれないために
清水泰志(ワイズエッジ代表取締役)
三浦雅生(弁護士)
注目のニュース
海外旅行先、ソウルに首位交代
JR東日本、ローカル線赤字続く
国際旅行、年内に35%減まで回復
9月の総旅行取扱額114%増
誌上セミナー
*JNTO発外客攻略のヒント
『日越50周年迎えるベトナム市場』
コラム
*視座 高橋敦司(ジェイアール東日本企画常務取締役チーフ・デジタル・オフィサー)
*宿泊ビジネスの灯 井門隆夫(國學院大學観光まちづくり学部教授)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*旅するファッション 玉置美智子
*3万フィートのおもてなし 中西克吉
統計・資料
*旅行業主要43社9月の取扱状況
*国・地域別訪日外国人客数
*渡航先別日本人訪問客数
関連キーワード
カテゴリ#バックナンバー#新着記事
-
?>
-
2025年3月31日号(最終号)>次期基本計画への視点 訪日6000万人時代の要諦
?>
-
2025年3月24日号>観光支援策の課題と展望 会計検査院報告を読み解く
?>
-
2025年3月17日号>動き出したNDC流通 国際航空券販売に変化の兆し
?>
-
2025年3月10日号>20代女子の旅行意欲 消費けん引する黄金世代
?>
-
2025年3月3日号>観光庁予算の急所 成長ステージへの端境期
?>
-
2025年2月24日号>国内旅行の壁 日本人の旅は縮小を続けるのか
?>
-
2025年2月17日号>AIを味方にできるか 変わる旅の提案
?>
-
2025年2月10日号>昭和100年 観光・旅行業のための企画のヒント