空港利用者、ロシアや中国好調 シリウム調査、アジアのハブは減少
2021.09.27 00:00

コロナ禍の影響で世界の航空業界が大打撃を受けるなか、一部の空港で利用者数が増加している。ロシア・中国・米国が代表例で、大きな国内市場を擁し観光需要の受け皿となっていることが要因。一方、東南アジアで大陸間移動の需要に支えられてきた大規模ハブ空港などは回復が遅れている。
民間航空業界のデータ収集などを手掛けるシリウムがまとめた。利用者数で世界上位300の空港のうち、14%の空港で21年7~9月の出発座席数が19年同期を上回った。最も伸びが目立つのはロシアと中国。ソチ空港は世界トップの79%増。サンクトペテルブルクのプルコヴォ空港も増加が顕著。中国では海南島の三亜空港や無錫空港などが挙げられる。米国領プエルトリコのサンファン空港は18%増。マウイ空港とマイアミ空港はパンデミック後に増加した。
一方、大幅に減少したのはシンガポール、ソウル、台北、クアラルンプール、バンコクなど。特に香港とシドニーの減少幅が大きかった。
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