トリアド調査、21年の旅行は上質志向 日本人は車で近場へ
2021.03.15 00:00

トリップアドバイザーが実施した21年の旅行動向調査によると、世界的にラグジュアリーなホテルや観光地を次の旅行先として計画する傾向があることがわかった。20年に旅行を控えた反動とみられる。
調査対象は米国、英国、豪州、イタリア、日本、シンガポールの6カ国。同社サイトの1月の利用状況やアンケートからまとめた。21年の旅行1回当たりにかける費用は、英国とシンガポールの旅行者が高い傾向を示している。今年初頭の3週間に過去2年の同期間と比べて価格の高い旅行を検索した旅行者は英国で64%、シンガポールで45%上昇した。また、すでに予約した宿泊施設の種類をラグジュアリーホテルと回答した割合は世界平均で14%を占めた。
日本人旅行者については、1泊以上の国内旅行を計画していると回答した人が60%となった。海外旅行は18%にとどまり、世界平均の47%と乖離がある。国内旅行を計画する際の移動距離は車で3~5時間が42%と最多。実現の可能性が高い旅行でも近場の旅行が73%に上り、次いでトライブ旅行が68%。週末旅行62%、アウトドア40%も高い。一方、ビーチ(21%)やクルーズ(8%)は低かった。
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